Hand Mirror, 2012

    銀塩モノクロ写真 60枚 各 24.5 × 17.5cm

     

    作家が手に持った手鏡の中(作家の背後の景色)と、その外側(作家の目の前の景色)を一つのフレームに収め、東京の街中を撮影したモノクロフィルム写真のシリーズ。鏡の中の像と外側の風景の両方にピントが合っているため、鏡を持つ作家自身の手にはピントが合わず、ぼやけた像として二つの世界の境界線のように写真の中央に立ち現れている。